岸田首相 来月1日からフランスと南米 3か国訪問へ

岸田総理大臣は、来月1日から6日間の日程でフランス、ブラジル、パラグアイの3か国を訪問することになりました。フランスではOECDの閣僚理事会に議長国として出席するほか、ブラジルでは日本の総理大臣として10年ぶりに政策スピーチを行う予定です。

これは林官房長官が26日の記者会見で発表しました。

それによりますと、岸田総理大臣は来月1日に日本を出発してフランスを訪れ、OECD=経済協力開発機構の閣僚理事会に議長国として出席し、国際社会が直面する経済や社会の課題について議論するほか、マクロン大統領と首脳会談を行い、国際情勢などについて意見を交わす見通しです。

その後、ことしのG20の議長国を務めるブラジルを訪問して首脳会談を行い、G20サミットの成功に向けた連携を確認したいとしているほか、日本の総理大臣として10年ぶりに中南米諸国についての政策スピーチを行う予定です。

また、パラグアイでも首脳会談を行い、2国間関係のさらなる強化などで一致したい考えです。

林官房長官は「ことしはブラジルがG20の議長を務めるなど、世界の注目が集まる中南米イヤーであり、この機会をとらえ、中南米諸国との連携を強化していきたい。OECDでは法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、経済、社会分野の諸課題の議論を主導していく」と述べました。