マイクロソフトとグーグル親会社 3月までの3か月決算 増収増益

アメリカのIT大手、マイクロソフトとグーグルの親会社のアルファベットの2社の3月までの3か月間の決算は、AI需要の高まりを背景に生成AIを活用したクラウド事業が好調だったことなどからいずれも増収増益となりました。

マイクロソフトとグーグルの親会社のアルファベットの2社は25日、ことし1月から3月までの3か月間の決算をそれぞれ発表しました。

それによりますと、マイクロソフトは
▽売り上げが前の年の同じ時期と比べて17%増えて、618億5800万ドル。

▽最終的な利益は20%増えて、219億3900万ドル、日本円でおよそ3兆4000億円と、増収増益となりました。

また、アルファベットも
▽売り上げが前の年の同じ時期と比べて15%増えて、805億3900万ドル。

▽最終的な利益は57%増えて、236億6200万ドル、日本円でおよそ3兆6000億円と増収増益となりました。

いずれもAI需要の高まりを背景に、生成AIの活用を進めるクラウド事業が好調だったことが業績を押し上げました。

両社は、生成AIの開発に力を入れていて、このうちマイクロソフトは「Copilot」としてパソコンのソフトなどへの導入を進め、グーグルも生成AI「Gemini」の利用拡大を進めていて、今後、両社の業績を引き続き、押し上げる要因となるのか、関心が集まっています。