トランプ前大統領の元側近ら18人起訴 選挙結果覆そうとしたか

アメリカ西部アリゾナ州の大陪審は、2020年の大統領選挙でトランプ前大統領の元側近などが選挙結果を覆そうとしたとして18人を詐欺などの罪で起訴しました。

これはアリゾナ州の司法長官が24日、明らかにしたものです。

州の大陪審によって起訴された18人のうち11人はアリゾナ州の共和党員で、残り7人は起訴状では名前がふせられていますが、AP通信などによりますとトランプ前大統領の元側近として知られ、顧問弁護士だったジュリアーニ氏やメドウズ元大統領首席補佐官が含まれるということです。

2020年の大統領選挙でアリゾナ州ではバイデン大統領が勝ちましたが、18人は選挙結果を覆そうと、うその内容の証明書に署名したり、その戦略に関わったりしたとして詐欺などの罪に問われています。

また、トランプ前大統領は起訴状に「起訴されていない共謀者」と表現されています。

アリゾナ州の司法長官は「アメリカの民主主義が傷つけられることは認められない。アリゾナ州の選挙は自由で公正だった」と述べ、捜査の正当性を強調しました。

2020年の大統領選挙をめぐっては、これまでに南部ジョージア州などでも選挙人のなりすましがあったとしてトランプ陣営の関係者が起訴されています。