茨城 超軽量飛行機墜落事故 運輸安全委が調査報告書まとめる

おととし、茨城県坂東市の畑に超軽量飛行機が墜落し乗っていた2人が死亡した事故について、国の運輸安全委員会は燃料系統や点火系統の不具合によってエンジンが停止して失速し、墜落した可能性があるとする調査報告書をまとめました。

おととし11月、坂東市の畑に「ウルトラライトプレーン」と呼ばれる超軽量飛行機が墜落し、乗っていた男性2人が死亡しました。

この事故について、国の運輸安全委員会は25日、事故原因などをまとめた調査報告書を公表しました。

それによりますと、離陸後の上昇中に燃料系統や点火系統の不具合によって空中でエンジンが停止し、失速して墜落した可能性が考えられるとしています。

また、飛行前にエンジンメーカーのマニュアルに従って点検していなかった可能性があるということです。

運輸安全委員は、再発防止策としてメーカーが定めるマニュアルの手順に従って機体やエンジンの点検を適切に行うことが必要だと指摘しています。