愛媛 愛南町の温泉施設 地震後に湯が濁り 再開見通し立たず

4月17日の地震で、震度6弱の揺れを観測した愛媛県愛南町にある温泉施設では地震のあと、湧き出るお湯に濁りがある状態が続いたということで、地震の発生から1週間となる今も営業再開の見通しが立っていません。

愛南町緑乙の「山出憩いの里温泉」は、レストランや宿泊施設を併設する温泉施設で、地元の人たちに親しまれています。

施設によりますと、地震の前は透明だったお湯は、町内で震度6弱を観測した4月17日の地震のあと白く濁った状態が続いていたということです。

濁りは徐々に解消に向かい、地震の発生から1週間がたった24日の時点では、見た目ではほぼ透明になっていますが、濁った原因がわからないこともあり、営業再開の見通しは立っていません。

施設は、お湯のサンプルを採取して専門の機関に送り、泉質に問題がないか調べることにしていて、調査結果を踏まえたうえで、再開のめどを判断したいとしています。