タイガース 前田 5回無失点と好投も またも移籍後初の勝利逃す

大リーグ、タイガースの前田健太投手は23日、レイズ戦に先発し、5回無失点と好投しましたが、リリーフが打たれて勝ち星は付きませんでした。

タイガースに移籍して今シーズンここまでまだ勝ち星がない前田投手は、セントピーターズバーグで行われたレイズとの試合で、5回目の先発マウンドに立ちました。

立ち上がりの1回、味方のエラーと打撃妨害でいきなりピンチとなりましたが、内野ゴロによるダブルプレーなどで切り抜けました。

その後も、切れのあるスライダーを軸に低めにストライクを集めて好投。

2回と4回には連続三振を奪うなど、危なげがありませんでした。

前田投手は1対0とリードし、5回を投げ切ったところでマウンドを降りました。

投球数は88、打たれたヒットは3本、5つの三振を奪い、フォアボールはありませんでした。

防御率は7点台から5.96に改善しました。

しかし、前田投手をリリーフした2人目のピッチャーが、6回にツーランホームランを浴びて逆転されたため、前田投手の勝ちが消えて、またも移籍後の初勝利を逃し、通算成績は0勝1敗のままです。

試合は、タイガースが8回に2本のホームランで再び逆転し、4対2で勝ちました。

前田「いい感覚で投げることができた」

前田投手は守備のミスなどからランナーを背負いながらも、無失点で切り抜けたピッチングについて「悪い時はランナーを出してからかえされてしまう場面も多かったが、きょうは粘り強く投げられて全体的にバッターをうまく抑えられた。投げているボールの感覚もよかった」と満足そうに振り返りました。

2021年に受けたトミー・ジョン手術から昨シーズン復帰して以降、試行錯誤が続いているという投球フォームについては「きょうに関してはいい感覚で投げることができた。今は修正を加えながら、考えながらやっているところなので、それが無意識にできるような状態に持ってくることができれば、好きに投げられるようになると思う」と手応えを感じている様子でした。

レッドソックス 吉田正尚 代打で死球

レッドソックスの吉田正尚選手は23日、クリーブランドで行われたガーディアンズ戦で先発メンバーからは外れましたが、8回に代打で出場し、2アウトからデッドボールで出塁しました。

3球目が右ひじ付近に当たり一塁に歩きましたが、代走が告げられ退きました。

後続は凡退しました。

コーラ監督によりますと、ひじのプロテクターに当たったということで「けがはしていない」と話しました。

試合は、レッドソックスが1対4で敗れ、連勝は「3」で止まりました。