ブルージェイズ 菊池雄星 6回2失点に抑え今季2勝目

大リーグ、ブルージェイズの菊池雄星投手が22日、ロイヤルズ戦に先発登板し、6回を2点に抑える好投で今シーズン2勝目をあげました。

前回の登板で今シーズン初勝利をあげた菊池投手は22日、相手の本拠地、カンザスシティーで行われたロイヤルズ戦に先発しました。

立ち上がりから変化球をうまく使って打たせて取るピッチングで得点を与えず、3回には味方打線がつながり、満塁からのスリーベースヒットでチームは3点を先制し、援護しました。

4回には先頭バッターの強い打球が菊池投手の右足に当たるアクシデントがありましたが、続投し、力のあるストレートで中軸から三振を奪うなど影響を感じさせない投球をみせて5回まで無失点、内野安打1本に抑えました。

チームが2点を追加した6回、ランナー1人を置いてホームランを打たれ2点を失いましたが、その後のピンチを力強いピッチングで抑えて追加点は許しませんでした。

この回を終えてマウンドを降りた菊池投手は6回を投げて2失点、投球数は81球で、打たれたヒットはホームランを含む5本、三振4個を奪い、今シーズン初めてフォアボールなしでした。

試合はブルージェイズが5対3で勝ち、好投した菊池投手は今シーズン2勝目をあげました。

開幕から5試合に登板して2勝1敗、防御率は2.28です。

菊池雄星「ゾーンの中で戦えている」

5試合目の先発で初めてフォアボールがなかった菊池投手は、「ブルペンからいまいちストレートのノリがよくなかったので、その分丁寧に投げようとした結果がいい方向にいった。無駄なフォアボール出さずにゾーンの中で戦えているというのが大事なことだと思う」と自身のピッチングを振り返りました。

早打ちのバッターが多いロイヤルズ打線に対して、早いカウントではストレート中心に組み立て、追い込んでからはカーブなどの変化球で緩急をつける作戦だったということで「対バッターの駆け引きだとか、反応を見ながら投げられていると思う。あまり過去のことは振り返らないが、以前と比べるとしたら自分自身と戦っていた部分が対バッターというところに移行していると思う」と成長を実感している様子でした。