海自ヘリ2機墜落事故 米軍哨戒機が捜索活動に参加 木原防衛相

伊豆諸島沖で海上自衛隊のヘリコプター2機が訓練中に墜落した事故について、木原防衛大臣は、アメリカ軍の哨戒機が捜索活動に加わることを明らかにし、行方不明となっている7人の救出に向け、全力を尽くす考えを示しました。

今月20日の深夜、伊豆諸島の鳥島の沖合で、海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が潜水艦を探知する訓練中に墜落し、乗っていた隊員8人のうち1人が死亡し、7人が行方不明となっています。

この事故について、木原防衛大臣は23日の閣議のあと記者団に対し、捜索救難活動にアメリカ海軍の「P8哨戒機」1機が加わることを明らかにしました。

そのうえで「時間が経過するとともに、潮流の関係で捜索範囲が拡大をすることになる。海上自衛隊の海洋観測艦も活用し、機体の位置の特定に努めていく。行方不明者7人全員を一刻も早く無事救出すべく、全力で捜索救難活動を実施する」と述べました。