大相撲 大の里が未成年力士と飲酒 二所ノ関親方と共に厳重注意

大相撲春場所で優勝争いに加わった23歳の大の里が去年9月、同じ部屋の未成年の力士と酒を飲んだとして、日本相撲協会は大の里と、師匠で元横綱 稀勢の里の二所ノ関親方を厳重注意しました。

日本相撲協会によりますと、大の里は去年9月、茨城県阿見町にある二所ノ関部屋で、未成年であることを知りながら同じ部屋に所属する幕下以下の力士と一緒に酒を飲んだということです。

事態を把握した師匠の二所ノ関親方が2人に対して指導をして、協会に報告したということで、協会は聞き取り調査を行った上で大の里と二所ノ関親方を厳重注意しました。

23歳の大の里は学生時代に2年連続でアマチュア横綱に輝くなど、鳴り物入りで入門し、初土俵から5場所目となったことし1月の初場所では新入幕を果たして11勝4敗の好成績を残しました。

さらに続く先月の春場所では、優勝争いに加わって2場所連続で11勝4敗の成績を残すとともに敢闘賞と技能賞を受賞していて、来月の夏場所での新三役昇進に大きく前進していました。