木原防衛相 5月に交代の米司令官と会談“引き続き日米連携を”

木原防衛大臣は、来月交代するアメリカのインド太平洋軍のトップ、アキリーノ司令官と会談し、自衛隊とアメリカ軍が引き続き、日米同盟の対処力・抑止力の強化に向けて連携していくことを確認しました。

アキリーノ司令官は、来月交代するのを前に日本を訪れていて22日、防衛省で木原防衛大臣と会談しました。

この中で木原大臣は、海上自衛隊のヘリコプター2機が訓練中に墜落した事故についてアメリカ側から支援の申し出があったことを明らかにし、感謝の意を示しました。

そのうえで「司令官の退任が近づいていることは誠に残念だが、アメリカ軍が自衛隊と連携し、日米同盟の抑止力・対処力の強化と、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、引き続き取り組むことを心から期待している」と述べました。

これに対しアキリーノ司令官は「アメリカのオスプレイの事故の時は、自衛隊から多大な支援をいただいた。今回の事故については、日本側をしっかりサポートできる準備が整っている」と述べました。

そして「私の後任のパパロ氏がしっかり自衛隊とパートナーシップを組み、日米同盟を強くしていくと確信を持って言える」と述べました。