パリ五輪 新種目 混合競歩リレー 2組の出場権獲得

パリオリンピックで新たに採用された陸上、混合競歩リレーのオリンピック代表選考を兼ねた国際大会がトルコで開かれ、日本の池田向希選手と岡田久美子選手のペアが2位に入り、別のペアも17位に入ったため日本は2組がオリンピックの出場権を獲得しました。

陸上の混合競歩リレーはパリオリンピックで新たに採用された種目で、男女のペアが男子から先に交互に2回ずつリレーして歩き、マラソンと同じ42.195キロの距離でタイムを競います。

この新種目のオリンピックの出場権をかけた国際大会が21日、トルコで開かれ、日本からは男子20キロ競歩の東京オリンピック銀メダリストでパリ大会の代表にも内定している池田選手と、東京大会まで2大会連続でオリンピックに出場している岡田選手のペアなど3組が出場しました。

レースは最初に歩いた池田選手が引っ張る展開で進み、残り10キロの地点でトップに立って岡田選手にリレーしました。

岡田選手は41キロすぎのスパート勝負で優勝したイタリアの選手にかわされましたが2時間57分4秒のタイムで2位でフィニッシュし、日本は上位22位以内に与えられるオリンピックの出場権を獲得しました。

さらに、日本は高橋和生選手と渕瀬真寿美選手のペアが17位に入り、各国や地域の2番目のペアの順位で上位5組に与えられる出場権も獲得したため、パリオリンピックには、日本から2組のペアが出場できることになりました。

日本陸上競技連盟は出場する4人の選手については今後決めるとしています。