ペットと避難生活を続ける人たちを支援する催し 石川 珠洲

能登半島地震のあと、ペットとともに避難生活を続けている人たちを支援しようと、餌などを無料で配ったり交流の場を提供したりする催しが石川県珠洲市で開かれました。

この催しは、災害救助犬の派遣などに取り組んでいるNPOや、地元でペットを飼っている人たちなどが企画しました。

珠洲市宝立町にある海の近くの公園には、午前中から大勢の人たちがペットを連れて集まりました。

会場には、各地から寄付された餌やオムツなどの支援物資のほか、ペットのために手作りされた馬肉のハンバーガーも用意され、無料で提供されました。

また、会場にあるドッグランでは、飼い主たちが楽しそうに駆け回る犬の様子を眺めながら交流を深めていました。

主催者によりますと、避難所ではなく、車の中や壊れた自宅でペットとともに避難生活を続けている人の数は、これまでに寄せられた相談の件数などからみて、珠洲市だけで150人以上にのぼるということです。

石川県能登町から訪れた65歳の男性は「きょうはドッグフードなどをたくさんもらいました。地元のホームセンターではまだペット用品の数が少なく、このような取り組みは大変ありがたいです」と話していました。

主催者は6月ごろに2度目の催しを計画しているほか、毎週日曜日には今回の会場となった公園でペット用品の配布を続けるということです。