高知 宿毛 地震で屋根壊れるなど被害 20日からの雨で不安の声

4月17日の地震で震度6弱の揺れを観測した高知県宿毛市では、多くの住宅で屋根が壊れるなどの被害が出ました。現地では20日から雨が降っていて、住民から不安の声が出ています。

高知県宿毛市では20日から雨が降っていて、21日午後5時までの24時間に46ミリの雨量を観測しました。

市の中心部に近い萩原地区にある平岡照美さん(62)の家は、築およそ60年で、今回の地震で屋根の瓦が剥がれて落ちるなどの被害が出ました。

20日に、割れた瓦を取り除いたあと、屋根にブルーシートをかぶせ、その上に土のうを乗せて雨漏りへの対策をしたということです。

また、タンスが倒れたり食器が割れたりするなどの被害も出ていて、後片づけに追われているということです。

平岡さんは「雨が家の中に入ると思ったので、早めに対応できてよかった。雨漏りはしていないが、風が強いとブルーシートがめくれてしまうし、雨の量が多いとシートが耐えられるのか分からないので心配です」と話していました。