石川 珠洲 ボートレーサーらが解体作業などボランティア活動

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市で、19日、福井県で活動するボートレーサーたちが壊れた建物の解体作業などのボランティア活動を行いました。

活動に参加したのは日本モーターボート選手会の福井支部に在籍する7人の選手ら合わせて12人で、解体の依頼があったコメ農家の倒壊した倉庫で作業に当たりました。

選手たちはバールを使って屋根の板をはがしたり、廃棄する木材などをリレーで受け渡しながらトラックに積み込んだりしていました。

「ここの板をはがします」などと声を掛けあいながら、軽やかな身のこなしで作業を進めていました。

コメ農家の畠田良さんは「個人で片づけていてもなかなか進まないし、これから農業も忙しくなるので非常に助かります。皆さんは身軽で連携もすばらしくすごいスピードで作業が進み驚いています」と話していました。

参加した寺嶋雄選手は「日常が一瞬にして壊れてしまった様子を見て、力になりたいと思ってボランティアに来ました。1日だけの活動ですが、なんとか少しでも復興を進める手助けができればと思います」と話していました。