日本航空機の無線機が故障 管制指示で着陸 乗客乗員にけがなし

18日午後、羽田空港から新千歳空港に向かっていた日本航空の旅客機で無線機が故障し、管制官との交信ができなくなりました。機体は空港にある専用の装置からの光で管制の指示を受けて着陸し、乗客乗員にけがはありませんでした。

日本航空によりますと、18日午後4時50分ごろ、羽田空港を出発し、新千歳空港に着陸するため降下していた日本航空521便、エアバスA350型機が、函館市から東におよそ30キロの上空を飛行中、無線機が故障しました。

機体では管制官とのやりとりができなくなり、無線機が故障したことを示す信号を発したということです。

このため、空港にある光の色によって指示を出す専用の装置が使用され、機体は照射された光で管制の指示を受け、午後5時半ごろ、新千歳空港に着陸しました。

無線機は複数ありましたがすべて故障したのかどうかなどはまだ分かっていないということです。

乗客乗員218人にけがはなく、日本航空は無線機が故障した原因を調べています。