石川県「北陸応援割」大型連休明けの来月7日から2回目を実施

能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する「北陸応援割」について、石川県は大型連休明けの来月7日から2回目を実施し、2次避難している被災者を受け入れている宿泊施設に予算枠の追加配分を行うと発表しました。

「北陸応援割」は、石川、新潟、富山、福井の4県でいずれも先月16日から始まり、今月26日までの旅行に対し、1泊当たり最大2万円が割り引かれています。

これについて石川県の馳知事は18日の記者会見で、県独自の取り組みとして、大型連休後の来月7日から7月末までの期間で、2回目を実施すると発表しました。

奥能登地域などから2次避難している被災者を受け入れている宿泊施設に対し、実績に応じて予算枠の追加配分を行うということです。

馳知事は「特に6月の観光客数は、例年やや厳しい状況になっているので、旅行者への1つのインセンティブとして働くと認識している」と述べました。

一方、石川県は、今回の地震で特に被害の大きかった地域に対しては、復興の状況を踏まえつつ、より手厚い旅行需要の喚起策を検討するよう国に求めています。

馳知事は「能登のための応援割は、できれば飲食などのクーポンを含めてお願いしたい。私としては年内にはお願いしたいと思っている」と述べました。