北~西日本 あすにかけ広範囲に黄砂が飛来か 交通影響に注意

北日本から西日本の広い範囲に黄砂が飛来し、見通しが悪くなっている地域があるほか、東京の都心でも観測されています。北日本から西日本では引き続き19日にかけて黄砂が予想され、見通しが悪くなった場合は交通への影響が出るおそれがあり、気象庁が注意を呼びかけています。

気象庁によりますと、18日は大陸からの黄砂が飛来し、北日本から西日本にかけての広い範囲で観測されました。

午後3時までに黄砂が観測されたのは東北から九州にかけての40地点で、このうち仙台市や金沢市、横浜市、津市、京都市、広島市、松江市、徳島市、佐賀市などでは物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が10キロ未満となり、見通しが悪くなっている地域もあります。

また、東京の都心や大阪市、福岡市などでも黄砂が観測され、視程は10キロ以上となっています。

19日にかけても北日本から西日本にかけて黄砂が予想され「視程」が10キロ未満となりところによって5キロ未満になるおそれがあります。

屋外で洗濯物に黄砂が付着するなどの影響が出るほか「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれもあり、気象庁が引き続き注意を呼びかけています。

気象庁 関東甲信でも観測

気象庁によりますと大陸からの黄砂が飛来し、関東甲信でもところによって観測されました。

午後3時までに宇都宮市、水戸市、横浜市で物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が10キロ未満となりました。

また、東京の都心と長野市でも黄砂が観測されました。

各地の黄砂は次第に薄まる見通しですが「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれもあり、気象庁は18日いっぱいは注意するよう呼びかけています。