円相場 154円台前半まで値上がり 日米韓財務相会談の声明受け

18日の東京外国為替市場は日米韓3か国の財務相会談のあと発表された声明を受けて円がいくぶん買い戻され、円相場はドルに対して値上がりしました。

午後5時時点の円相場は17日と比べて、34銭円高ドル安の1ドル=154円27銭~28銭でした。

一方、ユーロに対しては17日と比べて、49銭円安ユーロ高の1ユーロ=164円77銭~81銭でした。

ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0680~81ドルでした。

市場関係者は「日米韓3か国の財務相会談のあと発表された声明を受けて、最近の急速な円安への懸念についてアメリカ政府の理解が得られたとの見方から円がドルに対していくぶん買い戻された。ただ、アメリカで早期の利下げ観測が後退する中で、円高方向への動きは限定的だった。市場では引き続き1ドル=155円の水準が心理的な節目として意識されていて、政府・日銀による市場介入のタイミングなどをにらんで神経質な値動きが続きそうだ」と話しています。