スタジオジブリに「名誉パルムドール」授与 カンヌ映画祭

世界3大映画祭のひとつ、フランスのカンヌ映画祭は「千と千尋の神隠し」などのアニメーション映画で知られる「スタジオジブリ」に映画界への多大な貢献をたたえる「名誉パルムドール」を授与すると発表しました。

カンヌ映画祭は17日、「千と千尋の神隠し」や「君たちはどう生きるか」などのアニメーション映画で知られる「スタジオジブリ」に、「名誉パルムドール」を授与すると発表しました。

映画界への多大な貢献をたたえる「名誉パルムドール」は映画監督や俳優など個人に授与されてきましたが、団体に授与されるのは初めてだということです。

映画祭側は宮崎駿監督と高畑勲監督がスタジオジブリを設立したと紹介した上で「2人のすばらしい作家、そして熱狂的に支持される多くのキャラクターで体現されたスタジオは、40年にわたり、アニメーション映画に新しい風を吹き込んできた」とその功績をたたえています。

また、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「受賞を心から光栄に思います。宮崎監督も私もだいぶ年を取りましたが、スタジオジブリはその精神を受け継いでくれるスタッフたちによってこれからも新しい挑戦を続けていくことでしょう」とコメントしています。

カンヌ映画祭は、5月14日から25日まで開催されます。