ブルージェイズ 菊池雄星 6回1失点 9奪三振の好投で今季初勝利

大リーグ、ブルージェイズの菊池雄星投手が16日、ヤンキース戦に先発し、6回1失点、9つの三振を奪う好投で今シーズン初勝利を挙げました。

菊池投手は、本拠地のトロントで行われたヤンキース戦に先発登板しました。

ヤンキース戦は今シーズン2試合目の登板で、前回は6回途中まで投げて無失点に抑えました。

この試合も1回に3者連続で三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せました。

続く2回にヒットとフォアボールで2アウト一塁二塁からタイムリーヒットを打たれ先制点を奪われましたが、その後は150キロ台後半の速球に加えて得意のスライダーがさえヤンキース打線を抑え込みました。

このあと、チームが3対1と逆転し6回もマウンドに上がった菊池投手は先頭バッターを迎えたところで脇腹を気にするそぶりを見せ、コーチなどが2回マウンドに集まりましたが続投し得点を与えず、勝ち投手の権利を持ってこの回でマウンドを降りました。

菊池投手は6回を投げ、打たれたヒットは4本、奪った三振はジャッジ選手からの2つを含む9つ、フォアボールは1つで1失点でした。

試合は、ブルージェイズが5対4で逃げきって4連勝で、菊池投手が勝ち投手になり今シーズン初勝利を挙げました。

菊池 ジャッジを前に背中がつるアクシデントも

この試合、菊池投手は最速157キロのストレートと130キロ台のカーブの2つの球種が、全体の77%を占める緩急を駆使したピッチングで、地区首位のヤンキース打線を抑えました。

試合後、菊池投手は「きょうのストレートは、すごく自信を持って投げられた。この1週間の調整もうまくいったし、最高の立ち上がりだったので、ランナーがいても冷静にマウンドをさばくことができた」と話し、手応えを感じていました。

6回途中には、背中がつるアクシデントもありましたが、「次がジャッジ選手だったので、監督に『なんとか行かせてほしい』と話した。結果的に抑えてマウンドを降りることができたので、すごく気持ちよかった」と監督とのやり取りを明かし、次回の登板にも影響はないとしました。

そのうえで、今シーズンの初勝利については「勝ち星だけではないと言いながらも、やはり勝ちがつくと、より気持ちよく次の試合を迎えられる。最初の1勝目がいちばん難しいので、まず1勝できたというのは、気持ち的にも次の準備をしやすくなると思う」と安心した様子でした。

レッドソックス 吉田正尚はノーヒット チームも敗戦

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手は16日のガーディアンズ戦で6打数ノーヒットに終わり、チームも延長の末、敗れました。

吉田選手は本拠地のボストンで行われたガーディアンズ戦に3番・指名打者で出場しました。

1回の第1打席はピッチャーゴロ、3回の第2打席はセカンドライナー、5回の第3打席はサードフライ、6回の第4打席はチームが一挙5点を奪って6対5と逆転しなお2アウト二塁のチャンスでしたがレフトフライに終わりました。

同点に追いつかれて迎えた9回の第5打席はファーストゴロ、3点を追う延長11回の第6打席は空振り三振で最後のバッターとなりました。

吉田選手は6打数ノーヒットに終わり打率は2割1分5厘に下がりました。

レッドソックスは延長11回、7対10で敗れました。

松井裕樹 リリーフ登板し 1/3イニングを無失点

大リーグ、パドレスの松井裕樹投手は16日、ブルワーズ戦にリリーフ登板し、満塁のピンチを3球三振で切り抜け、3分の1イニングを無失点で抑えました。

松井投手は相手本拠地のミルウォーキーで行われたブルワーズ戦で7回、2人目のピッチャーが打たれ、6対2とリードが4点になった2アウト一塁三塁の場面で3人目でリリーフ登板しました。

3番バッターにフォアボールを出して満塁とされましたが、続く代打を3球三振に取ってピンチを切り抜け、3分の1イニングを無失点で抑えました。

松井投手は開幕から20試合で11試合目の登板となり、6試合連続無失点、防御率は0.90と好調が続いています。

試合はパドレスが6対3で勝って3連勝としました。