輪島市 市内の避難所 「8月末までに解消したい」

石川県輪島市は、市内にある避難所をことし8月末までに解消したいという考えを17日までに住民側に伝えました。市は今後、避難所の集約化を検討するとともに、運営のあり方についても住民と協議していきたいとしています。

輪島市では、15日の時点で市内にある15の指定避難所におよそ800人が避難しています。

市によりますと、今後、仮設住宅の建設がさらに進むほか上下水道の復旧が予定されていることから、避難所をことし8月末までに解消したいとしています。

市はこうしたスケジュールを、17日までに避難所の運営者に伝えました。

避難所の解消に向けて、市は人数が少なくなった避難所の集約を検討しているということです。

また、県外の自治体の職員による避難所の支援活動が来月末に終わる予定で、今後の運営のあり方についても住民と協議していきたいとしています。

輪島市教育委員会生涯学習課の平谷健一課長は「8月末という目標については仮設住宅の建設状況などから現実的にも可能だと考えています。市としても避難所に誰ひとり取り残すことなく、新しい生活に進んでいただけるように努力します」と話していました。