3歳女児転落事故 自分で踏み台出しベランダの柵こえたか 広島

16日夕方、広島市中区の高層マンションから3歳の女の子が転落して死亡した事故で、女の子はベランダに自分で出した踏み台から誤って柵をこえて転落したとみられることが、警察への取材で分かりました。

16日午後6時ごろ、広島市中区東千田町にある53階建ての高層マンションの植え込みで、このマンションの20階から30階までの間にある部屋に住む3歳の女の子が倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

警察が現場の状況を調べた結果、台所からベランダに出るドアが開いていたほか、ベランダの高さ1メートル35センチの柵の前には、踏み台が置かれていたことが分かりました。

警察によりますと、家族は「ふだん、踏み台は部屋の中で使っていた」と説明しているということで、女の子は自分でベランダに踏み台を出し、誤って柵をこえて転落したとみられるということです。

当時、女の子は1人で部屋にいたということで、警察がさらに詳しい状況を調べています。

同じマンションの住人は

同じマンションに住む80代の男性は「一番活発でいろいろなことをする年齢だと思うので、かわいそうだなと思います」と話していました。

70代の女性は「少し目を離した隙かもしれませんが、お母さんも忙しいですから、四六時中一緒にいることは難しいと思います」と話していました。

また、同じマンションに住む2歳と0歳の子どもを育てる30代の女性は「自分の子どもと同じくらいの年齢だったので、心が痛いです。いろいろな対策をして同じような事故が起きないようにしなければいけないと思います」と話していました。