医師“偏在”問題 厚労相 具体策を年末までに取りまとめの考え

武見厚生労働大臣は、医師が都市部などに偏り、地方の病院で不足する、偏在の問題をめぐり、地域ごとに医師の数を割り当てることも含めて検討し、ことしの年末までに具体策を取りまとめる考えを示しました。

武見厚生労働大臣は、4月7日のNHKの「日曜討論」で、医師の偏在をめぐり、地域ごとに医師の数を割り当てることも含め、検討すべきだという考えを示しました。

これについて武見大臣は16日、記者団から問われたのに対し、「前例にとらわれない対策の検討を行うべきで、規制的な手法だけではなく、インセンティブやオンライン診療の活用も組み合わせて、包括的に検討したい」と述べました。

そのうえで「先月設置した検討会を中心に議論は開始しており、年末までには具体的に方向性をしっかり示すことができるのではないか」と述べました。