北海道 雪に囲まれた「知床横断道路」を歩く催し 5年ぶり開催

北海道の世界自然遺産、知床で、雪に囲まれた「知床横断道路」を歩いて楽しむ催しが5年ぶりに行われました。

この催しは、冬の間、通行止めとなる知床半島の「知床横断道路」が開通するのを前に、雪に囲まれた道路を歩いて楽しもうというもので、14日、5年ぶりに開催されました。

およそ150人の参加者はバスで知床峠から2キロ手前の地点まで移動したあと、全長7.5キロのコースを歩きはじめました。

道中は羅臼岳や根室海峡の雄大な風景が広がり、高いところでは7メートルほどに達した雪の壁を見ることができました。

また北海道開発局による除雪のデモンストレーションも行われ、参加者たちは除雪車が豪快に雪を吹き飛ばす様子を撮影するなどして楽しんでいました。

ドイツから北海道に帰省中だという40代の夫婦は「初めてこんなに高い雪の壁を見ましたが圧巻です」と話していました。

また羅臼町から参加した中学1年の男子生徒は「除雪はとても迫力があってかっこよかったです。また来年も参加したい」と話していました。