ドジャース 大谷翔平 ノーヒットも犠牲フライで追加点 盗塁も

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が13日、パドレス戦に2番・指名打者で先発出場し、ヒットは打たなかったものの犠牲フライで追加点をあげて勝利に貢献しました。

ドジャース対パドレスはドジャースの本拠地ロサンゼルスで3連戦の第2戦が行われ、試合は雨のために予定時刻から2時間15分ほど遅れて始まりました。

前の試合で大リーグ通算175本目のホームランを打ち日本選手の最多記録と並んだ大谷選手は1回、1アウトランナーなしの場面で最初の打席に入りフォアボールとなりました。

大谷選手は、2アウトとなってから二塁へ今シーズン2つ目となる盗塁を決めてチャンスを広げましたが、ここは得点につながりませんでした。

3回の第2打席もフォアボール、4回の第3打席は1点を先制し、なおも2アウト二塁三塁のチャンスでしたが、インコースのカットボールに詰まらされサードへのファウルフライに倒れました。

6回の第4打席は9番・ラックス選手と1番・ベッツ選手の連続タイムリーヒットで3対1とリードし、なおも1アウト二塁三塁と再びチャンスの場面で、センターへの大きな打球が犠牲フライとなって追加点をあげました。

8回の第5打席は2アウト一塁の場面でインコース高めの速球を打ち高々と上がるライトフライに打ち取られました。

大谷選手は2打数ノーヒット、フォアボールが2つで1号ホームランを打った今月3日の試合から続いた連続試合ヒットは「8」で止まり、打率は3割4分3厘に下がりましたが、今シーズン10打点目となる打点でチームに貢献しドジャースは5対2で勝ちました。

翌日14日はドジャースとパドレスの3連戦の最終日で、パドレスは、ダルビッシュ有投手が先発登板する予定で、先月韓国で行われた開幕戦以来となる大谷選手との直接対決に注目が高まります。

厳しいボールめぐり選手が言い争い 一時騒然

この試合では5回にパドレスの5番・プロファー選手の打席でインコースへの厳しいボールをめぐってドジャースのキャッチャーのスミス選手とプロファー選手が言い合いとなり、両チームの選手がベンチから飛び出し一時、球場は騒然となりました。

大谷選手もベンチから勢いよく飛び出して走ってホームベース付近のチームの輪に加わり、パドレスの松井裕樹投手はライトポール際のブルペンから駆けつけました。

その後、両チームは乱闘に発展することなく騒ぎは落ち着き、大谷選手と松井選手はお互いに目が合うと笑顔を見せていましたが、本拠地も近く同じナショナルリーグ西部地区に所属するなどライバル関係にある両チームの対戦らしい一幕でした。

また、試合が始まった時の球場の気温は9度で、4月のロサンゼルスとしては非常に寒い中での試合となりました。