奈良 西大寺で「大茶盛」頭がすっぽり入る茶わんで茶を味わう

頭がすっぽり入るほどの大きな茶わんで茶を味わう恒例の「大茶盛」が奈良市の西大寺で行われました。

西大寺の「大茶盛」は、鎌倉時代の僧侶「叡尊」が当時、貴重だった茶を大勢の人に味わってもらおうとふるまったことが始まりとされています。

13日は、僧侶が大きな茶わんで茶をたてて訪れた人たちにふるまいました。

去年までの4年間は感染対策のため、それぞれ個別の茶わんで飲んでいましたが、ことしは従来どおり重さ3キロから5キロほどある茶わんを参加した人たちで回して飲み、隣の人に支えてもらったり写真を撮ったりして楽しんでいました。

参加したアメリカ出身の50代男性は「私は不器用なので、大きなお茶わんを持つのは心配でしたが、無事できてよかった」と話していました。

また、奈良市の70代の女性は「コロナ前の大茶盛に戻って、とてもうれしいです」と話していました。