パリ五輪 陸上女子やり投げの北口 合宿先から帰国 調整に自信

パリオリンピックの陸上女子やり投げでメダル獲得が期待される北口榛花選手が、今シーズンの初戦を前に海外の合宿先から帰国し、「向上したパワーとスピードをやり投げの技術に組み合わせることが形になってきた」と調整が順調に進んでいることに自信を示しました。

女子やり投げで日本記録を持つ北口選手は、去年の世界選手権で、この種目では日本選手初となる金メダルを獲得し、この夏のパリオリンピックの代表に内定しています。

北口選手は今シーズンの初戦として、今月27日に行われる中国での国際大会に出場するのを前に12日、海外の合宿先から日本に帰国し、都内で会見しました。

会見で北口選手は「冬の期間の練習で向上したパワーと助走スピードをやりを投げる技術に組み合わせていく部分が形になってきた。例年のシーズンよりも期待できる状態だ」と調整が順調に進んでいることに自信を示しました。

そのうえで「試合に出るまでどれだけ投げられるかがわからないので、一つ一つの大会を大事にして調子を上げていきたい。パリオリンピックでは100%以上の投てきでメダルをとりたい」と抱負を話しました。

北口選手は、中国でのシーズン初戦の後は、国内外の大会を転戦しながらパリ大会に向けて調整を続けていくということです。