円安 鈴木財務相「過度な変動 あらゆる手段を排除せずに対応」

外国為替市場で進む円安について、鈴木財務大臣は閣議のあとの記者会見で、輸入価格の上昇を通じて消費者などの負担増につながるとしたうえで、為替相場の過度な変動に対してはあらゆる手段を排除せずに対応する考えを改めて示しました。

この中で鈴木大臣は1ドル=153円台まで進む円安が日本経済に与える影響について、「輸入価格の上昇を通じて国内物価を上昇させる意味では、企業や消費者にとって負担増になるマイナスの影響も生じる。為替が日本経済や国民生活に与える影響を的確に分析し、マイナス面を最小化できるよう適切に対応していく」と述べました。

その上で鈴木大臣は、「為替相場はファンダメンタルズ=経済の基礎的条件を反映して安定的に推移することが重要であり、過度な変動は望ましくない。財務官とは常に連絡を取り合い相場の動きを高い緊張感をもってみている。行き過ぎた動きに対しては、あらゆる手段を排除せずに適切な対応を取る」と述べ、市場の動きを改めてけん制しました。

さらに「財務官との連絡は市場介入に向けた準備のためか」と問われたのに対し、鈴木大臣は「それについては申し上げない」と述べ、明確な言及を避けました。