自民 離党勧告処分の塩谷氏 “処分納得できず” 再審査を請求

今回の問題で、自民党は先週、党紀委員会で関係議員ら39人の処分を決定し、安倍派で座長を務めた塩谷元文部科学大臣はこの中では最も重い離党勧告となりました。

塩谷氏は処分は納得できず受け入られないとして、12日、党総裁の岸田総理大臣に対し処分の再審査を請求しました。

これを受けて自民党は総務会で扱いを協議することになり、相当の理由があると認められた場合には、再び党紀委員会で審査が行われます。

再審査が行われないことになれば処分が確定し、塩谷氏が離党勧告に従わない場合は除名されることになります。

塩谷氏は記者団に対し「党に説明責任を果たしていないと言われるのは全く心外なうえ、事実誤認が多々あり大変残念だ。真相究明ができていない中でこうした判断がされることは問題であり、公正、公平な再審査を求める」と述べました。

そのうえで、再審査が認められない場合には離党も検討する考えを示しました。