日経平均株価 一時500円以上値下がり その後下げ幅は縮小

11日の東京株式市場は、アメリカのインフレが長期化することへの懸念から日経平均株価が一時、500円以上下落しましたが、その後買い戻しの動きが出て下げ幅は縮小しました。

東京株式市場は、アメリカでインフレが長期化しいまの高い金利水準が続くことへの懸念が広がったことで取り引き開始直後から売り注文が膨らみ、日経平均株価は一時、500円以上下落しました。ただ、その後は値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て下げ幅は縮小しました。

日経平均株価、11日の終値は、10日の終値より139円18銭安い、3万9442円63銭。

東証株価指数=トピックスは、4.17上がって2746.96。

一日の出来高は16億735万株でした。

市場関係者は「外国為替市場で円安が進んだことで輸出関連の銘柄に買い戻しの動きが目立った。日本時間の今夜にはアメリカの物価に関する経済指標の公表が予定されていて、金融市場に影響を与えるアメリカの利下げの時期を見極めようとその内容に投資家の注目が集まっている」と話しています。