岸田首相 “日米が国際課題解決の先頭に” 首脳会談を前に式典

アメリカを訪問している岸田総理大臣は、日米首脳会談に先立ってホワイトハウスで行われた歓迎式典であいさつし、国際社会はこれまで以上に多くの課題や困難に直面しているとして、日米両国が解決の先頭に立っていく決意を示しました。

歓迎式典は日米首脳会談に先立ち、ホワイトハウスの庭で行われ、19発の礼砲が撃たれました。

このあと岸田総理大臣があいさつし「日米関係の発展は両国の歴史的な協力のたまものだ。共通の価値とコミットメントにより結びついた協力は、今やグローバルなものとなり、同時に宇宙から深海までをカバーする広さと深さを兼ね備えたものとなった」と述べました。

その上で「今、世界はこれまで以上に多くの課題と困難に直面している。日本はグローバルなパートナーとして、アメリカの友人と手を携え、10年後、100年後の世界のあり方を見据え、両国の関係を不断に発展させながら、ともにインド太平洋地域、そして世界の課題解決の先頭に立つ」と決意を示しました。

バイデン大統領「日米同盟は世界の平和 安全 繁栄の礎だ」

一方、アメリカのバイデン大統領は「すべてのアメリカ国民を代表し、岸田総理大臣をホワイトハウスに歓迎する。日米同盟はインド太平洋、そして世界の平和、安全、繁栄の礎だ」と述べ、岸田総理大臣の訪問を歓迎しました。

また、バイデン大統領は「岸田総理大臣のリーダーシップのもと、日本は防衛政策の抜本的変化に向け動きだしている。2国間はさらに強い防衛パートナーシップの関係を築き、それがかつてないほど強力なインド太平洋地域を築くことになる」と述べました。