出産費用やサービス一覧 確認できるサイト 近く開設へ 厚労省

厚生労働省は、施設によって差がある出産費用やサービスの一覧を確認できるウェブサイトを近く開設し、妊産婦に役立ててもらうことにしています。また、集めた情報を踏まえて、2026年度をめどに導入を検討している保険適用についても議論を進める方針です。

出産費用をめぐっては、去年4月に出産育児一時金が50万円に引き上げられたあと、施設が値上げするケースが相次いだほか、施設や地域によって費用の差が大きいといった指摘が出ています。

こうした中、厚生労働省は10日に開いた審議会の部会で、出産を取り扱う全国のおよそ2000の施設の費用やサービスの一覧を確認できるウェブサイトを近く開設することを明らかにしました。

サイトでは、施設ごとの分べん費用や、個室料などの費用のほか、立ち会い分べんや無痛分べん、産後ケアを行っているかなどを確認できるようにし、妊産婦に役立ててもらうことにしています。

また、厚生労働省は集めた情報を踏まえて、2026年度をめどに導入を検討している保険適用についても議論を進める方針です。