自民 茂木幹事長 政治資金規正法の改正へ 公明と調整行う考え

派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、自民党の茂木幹事長は、国会に政治改革を議論する特別委員会が設置されることを踏まえ、政治資金規正法の改正に向けて公明党と調整を行う考えを示しました。

今回の問題を受けて、衆議院では11日、参議院では12日に政治改革を議論する特別委員会が、それぞれ設置されます。

これに関連して、自民党の茂木幹事長は富山県高岡市で記者団に対し「公明党の石井幹事長との間では、まずは与党間で政治資金規正法の改正で、特に優先的に取り組むべき事項についてすり合わせをしようということになっている」と述べました。

そのうえで、特別委員会の理事を務める議員や、党の作業チームのメンバーを中心に、公明党と調整を行う考えを示しました。

一方、茂木氏は、党紀委員会による処分の対象にならなかった関係議員ら45人全員に厳重注意を終えたことを明らかにし、「それぞれの議員が責任を持って政治資金の管理をしていくか、しっかりフォローアップしていきたい」と述べました。