セーリング混合470級 岡田・吉岡ペア“パリ五輪 目標は金”

セーリングの混合470級で、パリオリンピックの代表に内定した岡田奎樹選手と吉岡美帆選手のペアが記者会見し、パリ大会での金メダル獲得を目標に掲げました。

パリオリンピックでは、男女の混合種目になるセーリングの470級はことし行われた2つの国際大会の成績の結果、岡田選手と吉岡選手のペアがオリンピックの日本代表に内定しました。

2人は10日都内で記者会見し、2大会連続のオリンピック出場となる岡田選手は「張り詰めた気持ちが長く続いたので、代表に内定して安心している。オリンピックに向けて、もう1回緊張感を高めていかなければいけないので、また次も頑張るぞという気持ちだ」と心境を語りました。

3大会連続のオリンピック出場となる吉岡選手は「男子のスピードについていかなければいけないし、パワーも男子と釣り合うように頑張らないといけない。ここまで苦労してきたが、年々レベルアップしていると実感している」と手応えを口にしました。

2人は去年、8月に行われた世界選手権で金メダルを獲得するなど、国際大会で結果を残していて、パリオリンピックでの目標としてはともに金メダル獲得を掲げました。

岡田選手は「現状で3回やれば1回は金メダルを取れると思っている。その30%をしっかりたぐり寄せられるようにやっていく」と決意を示しました。

また、吉岡選手は「金メダル獲得に向けて、技術やスピードを上げるのはもちろん、一つ一つ目標を明確にしてステップアップし、強い覚悟を持っていきたい」と話していました。

2人は今後、パリ大会の会場となるフランスのマルセイユなどで練習を積んでいく予定です。