神戸 6歳男児死亡事件 傷害致死などの罪で叔父や母親ら4人起訴

去年、神戸市で当時6歳の男の子に暴行を加えて殺害したなどとして叔父や母親ら4人が殺人などの疑いで逮捕された事件で、神戸地方検察庁は4人を傷害致死と死体遺棄の罪で起訴しました。

起訴されたのはいずれも神戸市西区の無職で、この事件で死亡した穂坂修くん(当時6)の叔父の穂坂大地被告(32)と、母親の穂坂沙喜被告(35)、それに、31歳の双子の叔母2人の合わせて4人です。

起訴状などによりますと、4人は去年6月、同居していた修くんを鉄パイプで殴るなどして死亡させ、遺体をスーツケースに入れて草むらに遺棄したとして、傷害致死と死体遺棄の罪に問われています。

警察は去年7月、4人を殺人の疑いで逮捕していましたが、神戸地方検察庁は捜査の結果、殺人ではなく傷害致死にあたると判断しました。

検察は、4人について今月2日までのおよそ8か月間にわたって鑑定留置を行い、専門家による精神鑑定などの結果、刑事責任を問えると判断しました。

認否について検察は明らかにしていません。

一方、4人は、修くんの祖母に対する監禁と傷害の疑いでも逮捕されていましたが、検察は祖母への監禁と傷害については不起訴にしました。