鈴木誠也 ダルビッシュ有から二塁打 3試合ぶりのヒット

大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手とカブスの鈴木誠也選手が今シーズン初めて直接対決し、鈴木選手が3試合ぶりのヒットとなるツーベースを打ちました。

パドレスとカブスの試合は、パドレスの本拠地サンディエゴで3連戦の初戦が行われました。

初勝利を目指して中5日で先発登板したダルビッシュ投手と、2番・指名打者で先発出場した鈴木選手が今シーズン初めて直接対決しました。

鈴木選手は1回、1アウトランナーなしで迎えた第1打席で、ダルビッシュ投手の初球、150キロを超える速球をレフトに引っ張って3試合ぶりのヒットとなるツーベースを打ちました。

2回目の対戦は2回、カブスがダルビッシュ投手から2点を先制した直後、2アウト一塁三塁の場面で鈴木選手に打席が回り、フォアボールを選んで満塁として後続のタイムリーヒットでカブスが2点を追加しました。

ダルビッシュ投手は3回でマウンドを降りたため、鈴木選手との直接対決は、ツーベースヒット1本、フォアボールが1つでした。

このあと鈴木選手は4回の第3打席で1アウト一塁二塁で2人目で登板したリリーフピッチャーから2打席連続のフォアボールを選んで追加点につなげました。

鈴木選手は、6回の第3打席と9回の第4打席はいずれも空振り三振で、この試合は3打数1安打フォアボールが2つでした。

一方、ダルビッシュ投手は球数が65球、打たれたヒットが4本で、フォアボール3つ、デッドボール1つとコントロールに苦しみ、3回4失点でマウンドを降りましたが、0対8と大量リードされた6回、パドレス打線が打者10人の攻撃で一挙7点を奪い、8回にはタティースJr.選手のツーランホームランで9対8で逆転勝ちしました。

ダルビッシュ投手に勝ち負けはつかず、日米通算200勝達成までは、あと4勝のままとなっています。

ダルビッシュ有「バランス崩し 決めたいところで甘くなった」

ダルビッシュ投手は2回以降コントロールを乱して失点を重ねたピッチングについて「初回はそこそこ悪くなかったが、2回になってから少しバランスを崩し始めて、決めたいところで変化球が甘くなっていった。それをファウルにされて苦しくなってという感じだった」と振り返りました。

そのうえで、体に異変があったのか問われると「大丈夫だが、痛くなくても投げているといろいろある。そういうところにいかにアジャストしていくかが大事だが、うまく修正できなかった。2日前のブルペンでの投球練習でも調子はよかったので、あまり考えすぎずにもう1回、あす映像を見て修正していきたい」と気持ちを切り替えていました。

また、鈴木選手との対戦については「初球は振ってこないかなと思ったが、そこを逆手にとってきたという感じがした。2打席目は自分が勝負できる状況になく、そこが自分の中では悔しいところだ」と話していました。