川崎 強風で解体工事現場の足場崩れる 800戸余が一時停電

9日午前、川崎市にある建物の解体工事現場で、組み立ててあった足場が強風で崩れました。けが人はいませんでしたが、崩れた足場の一部が近くの電線にもたれかかった影響で、800戸余りが一時停電しました。

9日午前10時半ごろ、川崎市中原区内の道路で信号機が消えているという通報があり、警察官が現場に駆けつけたところ、川崎市中原区上小田中にあるビルの解体工事現場で、金属製の足場が崩れているのを見つけました。

警察によりますと、足場の幅は10数メートル、高さはビルの3階から4階分あり、当時、作業は行われておらず、けが人はいませんでした。

足場が近くの電線にもたれかかったため、周辺の800戸余りが一時停電しました。

横浜地方気象台によりますと、9日の神奈川県内は、広い範囲に強風注意報が出されていて、横浜市では午前10時27分に、25.8メートルの最大瞬間風速を観測していました。

現場は、JR武蔵中原駅から東に700メートルほど離れた、住宅や企業が建ち並ぶ地域です。