大谷翔平 ピッチクロック「体への負担増えていると思う」

大リーグで採用されている「ピッチクロック」と呼ばれる投球間の時間制限のルールについて、選手会がピッチャーのけがが増えるリスクに懸念を示す中、ドジャースの大谷翔平選手は「体への負担は増えていると思う」とする見解を示しました。

大リーグで採用されている「ピッチクロック」については今シーズンからランナーがいる場合、投球間の時間制限が20秒から18秒に短縮されています。

これについて選手会は「回復時間の短縮による選手の健康への懸念は強まるばかりだ」とするなどルール変更を進めた大リーグの姿勢を批判する声明を出しています。

大谷選手は8日、「ピッチクロック」に関するルール変更や選手会の声明など一連の動きについて「短い時間で多くの仕事量をこなすため、負担は間違いなくかかっているとは思う。ただ、それがどの程度けがに影響しているという確証はない」と見解を述べました。

昨シーズンから大リーグで導入されている「ピッチクロック」については、試合時間の短縮に一定の効果が認められたほか、NPB=日本野球機構がプロ野球での導入の可否について検討を続けています。