齋藤経産相 “脱炭素政策など協力進展を”首相訪米に同行予定

岸田総理大臣のアメリカ訪問に同行する予定の齋藤経済産業大臣は、アメリカの関係閣僚などとの会談を通じて、脱炭素社会の実現に向けた政策や、半導体などのサプライチェーンの強じん化に向けて日米の協力を進展させる考えを示しました。

岸田総理大臣は、総理大臣としては9年ぶりとなる国賓待遇でアメリカを訪問し、日本時間の11日未明に日米首脳会談に臨む予定で、齋藤経済産業大臣も同行します。

齋藤経済産業大臣は、9日の閣議のあとの会見で、今回の訪米について「国際情勢をめぐって、さまざまな懸案がある中で首脳行事に参加することに加え、関係閣僚との会談などを予定している。同志国との協力を進めるうえで非常に重要な機会だ」と述べました。

そのうえで、一連の日程の中で
▽脱炭素社会を実現するための日米の政策協調に向け、新たに閣僚級の政策対話を立ち上げるほか
▽レモンド商務長官と半導体などのサプライチェーンの強じん化に向け、日米の協力のあり方などを議論する考えを示しました。

齋藤大臣は9日、アメリカに向けて出発し、滞在中には、日米に加え、フィリピンの関係閣僚も参加して3か国の経済分野の協力に向けた議論も行うことにしています。