円安推移“行き過ぎた動き あらゆる手段排除せず” 鈴木財務相

外国為替市場で円相場が1ドル=152円に迫る円安水準で推移していることについて、鈴木財務大臣は、9日の閣議のあとの記者会見で、行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除しないという考えを改めて示し、市場の動きをけん制しました。

この中で、鈴木財務大臣は「為替相場については水準で是非を判断するのではなく、ファンダメンタルズ=経済の基礎的条件を反映して安定的に推移することが重要だ。過度な変動は望ましくないと考えている」と述べました。

そのうえで、鈴木大臣は「足元の相場の評価について、具体的に言及することは市場に影響を与えるのでコメントは控える。政府としては為替市場の動向を高い緊張感を持って注視するとともに、行き過ぎた動きに対しては、あらゆる手段を排除せずに適切な対応を取りたい」と述べ市場の動きをけん制しました。