警視総監 新1年生に横断歩道の安全な渡り方を指導 東京 文京区

東京 文京区の小学校で登校に不慣れな新1年生を対象に交通安全教室が開かれ、緒方警視総監が横断歩道の安全な渡り方を教えました。

文京区の根津小学校で行われた交通安全教室には、入学式を終えたばかりの新1年生52人が参加しました。

このなかで警視庁の緒方禎己警視総監が、道路を渡る時の3つの約束として、▽必ず横断歩道を渡ること▽信号をよく確認すること、それに▽信号が青になってもすぐには渡らず、左右をしっかり確認することを守るよう呼びかけました。

このあと児童たちは学校近くの交差点に移動し、周りの状況をしっかりと確認したうえで、まっすぐに手をあげて横断歩道を渡っていました。

新1年生の若松杏香さん(6)は「手をあげたり、右・左・右を見たりして横断歩道を渡ったのは楽しかったし、勉強になりました」と話していました。

警視庁によりますと、去年までの5年間に都内で発生した歩行者が巻き込まれた交通事故では、7歳の子ども446人が死傷し、すべての年齢の中で最も多くなっています。

警視庁は新入生の通学路での安全の確保などを強化することにしています。

都内で小学生が関わる人身事故は増加傾向 去年は1109件

警視庁によりますと去年、東京都内では小学生が関わる人身事故が1109件起きていて、前の年より153件増えています。

事故件数は減少傾向にありましたが、令和2年を境に再び増加に転じていて、警視庁が注意を呼びかけています。