大相撲 宮城野部屋 伊勢ヶ濱部屋に移籍で引っ越し作業

大相撲の元横綱 白鵬の宮城野親方が部屋で起きた暴力問題を受けて今月から力士ら全員とともに伊勢ヶ濱部屋に移籍し、7日、宮城野部屋から荷物を運び出すなど、引っ越しの作業を行いました。

宮城野親方は弟子の元幕内の力士が後輩力士に暴行を繰り返した問題で、監督責任などを問われて日本相撲協会から2階級降格と報酬減額の懲戒処分を受けました。

さらに宮城野親方は師匠・親方としての指導を受けるため宮城野部屋は当面、閉鎖の状態となり、力士を含めた部屋の全員ととともに今月から伊勢ヶ濱部屋に移籍しています。

7日は午前中、東京 墨田区の宮城野部屋から力士たちがスーツケースや布団のほか、衣装ケースなどを運び出してトラックに積み込んだあと、宮城野親方とともに車に乗り込みました。

荷物は午後になって江東区の伊勢ヶ濱部屋に到着し、宮城野親方は「頑張ります」と短く話しました。

伊勢ヶ濱親方によりますと8日は、宮城野部屋の力士たちが移籍して最初の稽古を行うということです。

協会によりますと宮城野親方は部屋付きの親方になり、力士たちは次の夏場所以降、伊勢ヶ濱部屋の所属として土俵に上がることになります。