柔道 全日本選抜体重別選手権 田中龍馬が男子66キロ級で優勝

柔道の全日本選抜体重別選手権が福岡市で始まり、男子66キロ級では去年、大学生で国際大会を制した22歳の田中龍馬選手が優勝しました。

福岡市の福岡国際センターで行われることしの全日本選抜体重別選手権には今大会、パリオリンピックの代表に内定している選手は出場しませんが、5月に行われる世界選手権の代表選考に関わります。

初日の6日は男女あわせて7階級で試合が行われ、男子66キロ級には去年、オリンピックと世界選手権に次ぐ格の国際大会、ワールドマスターズを大学4年生で制した期待の若手、田中選手が出場しました。

田中選手は順当に決勝まで勝ち上がり、大学4年生の光岡岳人選手と対戦しました。

試合は決定的な技が決まらず、延長戦にもつれると、開始から14分すぎに田中選手が横車で技ありを奪って3年ぶり2回目の優勝を果たしました。

また、男子73キロ級では、田中選手の3つ年下の弟で筑波大の2年生、龍雅選手が初優勝を果たしました。

兄の田中龍馬選手は「これからの柔道人生が変わる優勝だったと思う。自分の試合はきつかったが、弟はやってくれると信じていた」と話していました。

また、弟の龍雅選手は「兄の試合は長くてはらはらしたが、勢いを作ってくれたのでやりきることができた」と話していました。

大会は7日も男女あわせて7階級で試合が行われます。