メロン産出額日本一 特産の春メロンの出荷始まる 茨城 鉾田

メロンの産出額日本一の茨城県鉾田市で、特産の春メロンの出荷が始まりました。

茨城県鉾田市は、おととしの国の統計でメロンの産出額が75億3000万円と市町村別で全国1位の産地です。

市内では甘くてすっきりとした後味が特徴の春メロンの出荷が今月から始まりました。

このうち、JA茨城旭村のメロンの選果場には5日、収穫されたばかりの春メロン、およそ30トンが持ち込まれました。

選果場では担当者が傷がないかどうかなど一つ一つ確認したあと、メロンは光センサーを使って糖度や大きさなどが選別され、機械で次々と箱詰めされていました。

JAによりますと、ことしは3月に気温の低い日が続いたことから、今は小ぶりなものが多いということですが、今後、天候が安定すれば例年どおりのメロンが出荷される見通しだということです。

JA茨城旭村メロン部会長の江沼俊さんは「ことしは、温度管理に苦労しながら作っていますが、甘くておいしいメロンができたと思います。光センサーで一個一個を管理して出荷していますので、ぜひ食べてもらいたいです」と話していました。

鉾田市の春メロンの収穫は品種を変えながら6月いっぱいまで続き、県内のほか、東京近郊や関西方面の市場に出荷されるということです。