マイナンバーの公金受取口座 家族名義で登録 未修正なら抹消も

マイナンバーの公金受取口座に本人ではない家族名義とみられる口座が登録されていることについて、河野デジタル大臣は、本人名義に登録を修正するよう改めて呼びかけるとしたうえで、修正されなければ、ことし7月以降、登録を抹消する可能性があると明らかにしました。

国の給付金などを受け取れるマイナンバーの公金受取口座をめぐっては、子どもの親など本人ではない家族名義とみられる口座の登録がおよそ14万件確認されました。

デジタル庁は、これまでも登録の修正を呼びかけてきましたが、今もおよそ12万5000件で修正が行われていません。

これについて河野デジタル大臣は、5日の閣議のあとの会見で、家族名義の口座では国の給付金などを受け取ることができないとして、本人名義に登録を修正するよう改めて文書で呼びかけることを明らかにしました。

そのうえで、修正が行われない場合、ことし7月以降、公金受取口座としての登録を抹消する可能性があるとしています。

河野デジタル大臣は「改めて登録口座をご本人の口座に変更するよう、お願いしていきたい。公金受取口座が国民と行政機関それぞれにとって使いやすいものとなるよう引き続き取り組みを進めていく」と述べました。