小林製薬「紅麹」問題 延べ188人が入院(4月3日時点)厚労省

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、厚生労働省は、3日の時点で延べ188人が入院したことが、小林製薬からの報告で明らかになったと発表しました。

小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐっては、摂取したあと腎臓の病気を発症するなどして、これまでに5人が死亡し、全国で健康被害の訴えが相次いでいます。

厚生労働省は健康被害の状況について、小林製薬から報告された3日時点の人数を明らかにしました。

それによりますと、体調に異変を感じるなどして
▽延べ1058人が医療機関を受診し
▽延べ188人が入院したということです。

このほか、3月29日に設置された厚生労働省と消費者庁のコールセンターに、3日までの6日間で、合わせて2821件の相談が寄せられたということです。

コールセンター
電話番号 03-3595-2760
午前9時から午後9時まで
土日や祝日も相談を受け付けます。

厚生労働省は、各地の保健所などとも連携して被害の確認を進めるとともに、引き続き、健康被害の原因について調べることにしています。