立民 長妻政調会長 “機能性表示食品で健康被害 報告義務を”

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題を受けて、立憲民主党の長妻政務調査会長は、同様の機能性表示食品による健康被害が出た場合、国への報告を義務づける法改正が必要だという考えを示しました。

立憲民主党の長妻政務調査会長は記者会見で「今回、問題になっている機能性表示食品は、2013年6月に当時の安倍総理大臣が解禁をうたったものだが、非常にずさんな状況だったことが明らかになった。重大な問題だ」と述べました。

そのうえで「アメリカでは重篤な被害の情報があった場合、報告義務がある。こういうことが二度と起こらないような対応や、対策を取るべきだ」と述べ、同様の機能性表示食品による健康被害が出た場合、国への報告を義務づける法改正が必要だという考えを示しました。

そして、党内に作業チームを設けて対策を検討するとともに、今後、政府への申し入れや議員立法の提出を目指す方針を明らかにしました。