福島県 岩手県 宮城県で震度4 津波なし

震度4の揺れを観測したのは、
▼福島県の▽相馬市と▽田村市、▽伊達市、▽国見町、▽広野町、▽楢葉町、▽富岡町、▽大熊町、▽双葉町、▽浪江町、▽新地町
▼宮城県の▽石巻市、▽名取市、▽角田市、▽登米市、▽大崎市、▽亘理町、▽涌谷町、▽美里町
▼岩手県の▽矢巾町でした。

また、震度3から1の揺れを北日本から東日本の各地で観測しました。

気象庁の観測によりますと、震源地は福島県沖で、震源の深さは40キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されています。

東京大学地震研究所の佐竹健治 特別研究員によりますと、今回の地震は陸側と海側のプレート境界で起きたとみられ、震源やメカニズムから、東日本大震災を引き起こした巨大地震の余震と考えられるということです。

また、東京大学の平田直 名誉教授は「福島県沖を含む東北の太平洋沖では、13年前の巨大地震以降、地震活動が活発で、おとといも岩手県沿岸北部で地震が起き、青森県と岩手県で震度5弱の揺れを観測した。今後しばらく強い揺れに十分注意してほしい」と話しています。

原子力規制庁によりますと、福島県にある福島第一原子力発電所と福島第二原原子力発電所、それに宮城県にある女川原子力発電所では、これまでのところ、この地震による異常は確認されていないということです。

いずれの原発についても周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。

石巻市と、大熊町、双葉町、富岡町、楢葉町では震度4、女川町では震度3の揺れを観測しています。

JR東日本によりますと、地震の影響で、東北新幹線は一部区間で停電のため列車が停止しましたが、午後0時半ごろに全線で運転を再開したということです。