中央道 大型トラック 軽乗用車に追突 男児死亡 ドライバー逮捕

4日朝、山梨県の中央自動車道の笹子トンネルで、大型トラックが、親子が乗る軽乗用車に追突し、このうち1歳の男の子が死亡しました。

4日午前7時すぎ、山梨県甲州市の中央自動車道上り線の笹子トンネルで、大型トラックが軽乗用車に追突しました。

警察によりますと、この事故で、軽乗用車を運転していた山梨県都留市の19歳の母親と、後部座席のチャイルドシートに座っていた1歳の息子が、病院に搬送され、その後、息子の死亡が確認されました。母親はけがをしているものの意識があり、命に別状はないということです。

これまでの調べで、トンネルの中で何らかの原因で停車していた軽乗用車に、トラックが突っ込んだとみられ、警察は茨城県五霞町の54歳のトラックのドライバーを過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。

調べに対して「考えごとをしていて前をよく見ていなかった」と供述して、容疑を認めているということで、警察は当時の状況を調べています。

トラックのドライバーが勤務する会社によりますと、トラックは、千葉県の営業所に戻る途中で、事故の直後に「トンネルの中でハザードランプをつけて止まっていた軽乗用車に追突してしまった」と電話で連絡があったということです。

この事故の影響で、中央自動車道の上り線は勝沼ICと大月JCTの間が一時通行止めとなりました。