石川佳純さん 地震で被災した石川 羽咋市で卓球教室

卓球の元日本代表で去年、現役を引退した石川佳純さんが3日、能登半島地震で被災した石川県羽咋市を訪れて卓球教室を開き、子どもたちと交流しました。

石川さんはオリンピックに3大会連続で出場し、東京大会で卓球女子団体の銀メダルを獲得したあと去年5月に現役を引退しました。

全国で卓球の魅力を伝える活動を続けていて、石川県では羽咋市で3日、2回に分けて卓球教室を開き、小中学生とその保護者の合わせておよそ180人が参加しました。

はじめに石川さんはピンポン球を打ち合うラリーを披露しました。

そのあと、卓球台の端に置かれた3つの紙コップをスマッシュで落とすと拍手が送られていました。

また、卓球台を順番にまわり、参加者のレベルに合わせながら打ち方を実践を交えて教えていました。

志賀町の中学校で卓球部に入っているという男子生徒は「地震で心も苦しかったので石川さんに会えてうれしかったです。教えてもらったことは練習に取り入れます」と話していました。

また、七尾市の小学生の女の子は「卓球は初めてでしたが楽しかったです」と話していました。

石川さんは「大変な日々を過ごされていると思いますが、楽しんでもらえたようで良かったです。また遊びに来ます」と話していました。